【3DスキャンPart8】3Dスキャンの壁にぶつかる

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こんにちは、hisakrapです。(^^)/

1/6スケールHONDA CB750Fの3Dスキャンの続きです。

前回まではこちら。

【3DスキャンPart7】フレーム・アッセンブリー

前回の記事の後、センタースタンドをスキャンし、アッセンブリーしました。

センタースタンドのイメージ。

アッセンブリーしたイメージ。

ここまでは、大きな問題もなく、順調でした。

そしてこの次が、クランクケースの登場です。

このクランクケースで、予想外に手間取ってしまいました。

クランクケースのスキャン

下のイメージは、クランクケースのスキャンの途中経過です。

いつも通り、スキャンとマージを繰り返していきます。

細かい部分が多いので、スキャンの回数を増やして、なるべくキレイにデータ化していきます。

マージを繰り返しているので、やや見づらいイメージになってますが、割と良くスキャンできていると思います。

と、ここから問題が発生します。

スキャンとマージが終わったあとのメッシュ化をする段階で、まさかのソフトウェアーがダウンしてしまいました。

せっかくスキャンしたデータも全部消えてしまいました!

時間をかけて10回以上スキャンしたデータが、跡形もなく。。

原因はよく分かりませんが、恐らくスキャンしたデータが重かったんだろうと思います。

数日かけてトライした結果、正常にメッシュ化できたのはスキャン回数が6回のデータでした。

やや諦めかけて、ダメもとでトライしたデータがうまくメッシュ化できたので、ほっとひと安心です。

以外にも、スキャン回数が少ない割には、キレイなメッシュだと思います。

3Dスキャンの難点

なんとかメッシュ化まではできましたが、ここからまたひと手間必要になります。

今までは、スキャンして、メッシュ化して、その後のソリッド化は『Fusion360』を使っていました。

しかし、Fusion360でソリッド化する為には、Meshmixerでデータを軽くする必要があります。

頂点のポイント数で10,000以下にしなければなりません。

データを軽くすると、スキャンした形状も粗くなっていきます。

サンプルイメージで説明します。

下のイメージは、EinScan SEでスキャンしたデータです。

下のイメージで、頂点のポイントが140万個以上あります。

次のイメージで、頂点のポイントが27万個くらいまで減っています。

まだ粗さは目立ちませんが、徐々に粗くなっています。

次のイメージで、頂点のポイントが13万個くらいです。

そして9,000個くらいまで減らすと、ここまで粗くなります。

これでやっと、Fusion360でソリッド化できるサイズです。

せっかくキレイにスキャンできても、処理する能力が足りなければデータを軽く(粗く)しなければなりません。

高性能な3Dスキャナーには、それに見合ったソフトやパソコンが必要だということです。

どこまでソリッド化できるか

そこで今回は、なるべくデータを軽くせずにソリッド化したかったので、『FreeCAD』でトライしてみました。

クランクケースのスキャンデータは、頂点のポイントが約84,000個あります。

Fusion360でソリッド化できるデータの、約10倍です。

さっそくFreeCADでトライしてみます。

下のイメージは、「メッシュから形状を作成」した状態です。

次に、「シェイプビルダー」からソリッド化している途中です。

この処理に、ゲーミングPCで約1時間かかりました。

そして出来上がったソリッドボディです。

時間はかかりましたが、無事にソリッド化まで完了しました。

CADで開いてみます。

スキャンしたデータとほぼ近い形状を維持できていると思います。

さすがに、CADのデータ容量でも他のパーツの10倍近くになってしまいました。

まとめ

今回のトライで、FreeCADの対応力が少し分かりましたので、これからはFusion360との併用でトライしていこうと思います。

なるべくキレイにデータ化したいものはFreeCADでソリッド化、それ以外はFusion360でソリッド化。

そしてFreeCADは長時間の処理になるので、時間に余裕をもってトライしたいと思います。

hisakrap